日本の教育再考
戦争後の日本が、いち早く文化国家の建設をめざした政策の選択は正しく、この3十余年間に着実に開花する基礎はつくられました。
これからは、日本の文化(生き方)を誤解なく世界に知らしめ、「わたしたちが21世紀の文化の中心になる」という認識と自負のもとに、国家経営の理念を高らかに打ち立て・・・
政治も、経済も、社会も、そして1人ひとりが、そのために貢献していかねばならないと思うのです。
「日本では、どの大学に入学するかが、その人の人生に決定的な重要性をもっている。
しかも入学は、18歳のときに行われるたった一度の試験によって決定される」
・・・この言葉は、1970年に日本を訪れたOECD(経済協力開発機構)の教育観察団が、その報告書の中で、第一の問題点として指摘したものです。
同調査団が今やってきたら、上の「大学」というところを「高校」に、そして年齢も「15歳」と書き改めるに違いません。
・・・当時79%だった高校進学率は、今では94%と、ほとんどみんなが高校へ行くようになりました。